性行為感染症(性病関連)検査について

性行為でうつる病気のことを性病、性行為感染症といいます。
「自覚症状がないから自分は大丈夫」と思っている方が多いのですが、必ずしも自覚症状が出るとは限りません。
ご自身の安全とともに恋人やパートナー、そして家族の安全のために必要な検査です。
性行為感染症患者数は近年増加傾向にあります。是非、積極的に検査を受けていただきたいと思います。
※女性の性感染症検査に関しては、婦人科での受診をおススメしております。

症状がある場合は保険診療となります。
匿名希望は自費となります。

淋病、クラミジア感染症(非淋菌性尿道炎)、梅毒、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、カンジダなどの検査と治療を行います。
※プライバシーを厳守します

クラミジア尿道炎

一番頻度の高い性病、性行為感染症です。男性も女性も、自覚症状がないことが多く、知らないうちにかかっていることもあります。
男性では精子の通り道に好んで感染し、無精子症の原因にもなります。女性の場合も卵子の通り道を閉塞させて、不妊症の原因にもなります。喉にクラミジアが感染していることも多くあります。
内服薬で治療をしますが、1回目の内服薬では完治できないことが、10~20%程度で起こると分かっています。「薬を飲めば大丈夫」「自覚症状がなくなったから大丈夫」と中途半端に治療を自己中断する人がいますが、大事な人にうつしてしまって後にトラブルになることがありますので、しっかり治すことが大切です。

淋菌性尿道炎(淋病)

性風俗店などでよく流行っています。痛みや膿など、自覚症状が強く出ることが多いので、すぐに来院される方がほとんどですが、まれにしばらく放置しているような方もいて、かなり重症になります。早めの受診をお勧めします。
化膿する力は強いのですが、性行為以外ではうつらないとされています。近年では抗生剤に対する耐性が強くなっています。
クラミジア同様、喉に淋菌が感染することもあります。なかなか治らない咽頭炎で心当たりがある方は、検査をお勧めしています。

尖圭コンジローマ

陰部にできるイボです。トゲトゲ型、カリフラワー型、ベルベット型、ほくろ型など、形態はいろいろですが、うつりやすく増えやすい特徴を持っています。治療によりいったん治ったかに見えても、再発ことも多く、やっかいなイボです。
液体窒素による切除療法が一般的です。

梅毒

最近、急激に増加しています。かつては死に至る病として恐れられていましたが、現在ではしっかりと最後まで治療をすれば完全に治癒する病気です。
最初に性器にえぐれたような傷ができることが多いのですが、意外と痛くないことが特徴です。しばらくすると傷は消えてしまうことが多く、治ったと勘違いして病気が進行してしまうこともあります。
血液検査にて診断して内服薬で治療をしますが、完全に治すためには比較的長期に内服を続けなければなりません。油断なく最後まで治療することが大切です。

肝炎ウイルス感染症

B型肝炎ウイルス・C型肝炎ウイルスによる感染症です。
一般的な男女の性交渉によって感染する可能性があります。
肝臓に慢性的な炎症を引き起こす病気ですが、自覚症状がないのが通例です。
したがって、検査をしてみなければ感染しているかどうかは分かりません。心当たりのある方は検査を受けられることをお勧めします。

HIV感染症(エイズ)

ヒト免疫不全ウイルスによる感染症です。
一般的な男女の性交渉によって感染する可能性があります。
風邪のような症状の急性期を過ぎると自覚症状がなくなりますので、検査をしてみなければ感染しているかどうかは分かりません。心当たりのある方は検査を受けられることをお勧めします。
特に、近年では東南アジアの性風俗店を気軽に利用する男性が多い印象ですが、検査を強くお勧めしたいと思います。